花蓮は台湾東部に位置する美しい太魯閣渓谷や台湾原住民の生活を知る事が出来る場所。
ですが花蓮に訪れる日本人は実はとっても少ないのだそう。
その理由に花蓮に行く交通機関の乗車方法がややこしかったり、事前予約が必要という複雑さが挙げられます。
そこで少しでも美しい台湾を日本の方にも知って欲しいと思い、台北から花蓮への行き方をできるだけ詳しくご説明していこうと思います。
台北から花蓮へ
まず台北から花蓮への行き方は4通り。
*站=駅
台鉄(台湾鉄道)(太魯閣号、普悠瑪号) 約2時間10分
台北火車站(台北駅)→花蓮車站 [NT$ 440]
台鉄(自強号) 約2時間30分
台北火車站→花蓮車站 [NT$ 440]
バス(葛瑪蘭客運)+台鉄 約2時間30分
台北車站→羅東→花蓮車站 [NT$ 346]
飛行機(ユニー航空) 約50分
台北松山空港→花蓮空港 [NT$ 1,615]
オプショナルツアー [NT$ 3000〜]
この中で最も楽に移動できるのは飛行機、その次に台鉄。
バスは乗り換えがあるのでちょっと複雑です。
時間は飛行機が早いですが出発の1時間前に空港に到着している必要があるので、電車との所用時間はあまり変わりません。
最も安いのはバスと電車を乗り継いで行く方法です。
オプショナルツアーは台湾ツアーを多く取り扱っているkkdayやベルトラで検索してみてください。
それではそれぞれのアクセス方法についてご紹介していきます。
飛行機
台北→花蓮へ行くには立栄航空(ユニー航空)というエバー航空の子会社が運営している航空機で行く事ができます。
台北松山空港から1日2便が就航しています。
台北 花蓮
7:30-8:20
18:50-19:40
花蓮 台北
8:50-9:30
20:10-20:50
フライトチケット
台北 花蓮のフライトチケットを公式サイトで購入すると往復で¥11,134。
ですがkkdayというツアー会社で申し込める、外国人限定割引のプランの場合片道¥3980|往復¥7,972円でチケットを購入できます
公式サイトで見る
日本語対応しているサイトなので、予約は必要情報を記入するだけなのでとてもスムーズ。
あとはkkdayから送られてくるバウチャーを空港のチェックインカウンターで見せるだけ。
もし疑問点などがあればkkdayのお問い合わせからチャット形式で気軽に質問する事ができます。
アプリ
松山空港
台北駅からMRTかタクシーで松山空港に向かい、到着したら國内線登機の案内の方に歩いていきます。
松山空港国際線(第2ターミナル)や国内線(第1ターミナル)の出発カウンター、到着ロビーが全て同じフロアにあり、国内線出発カウンターは国際線到着ロビーと国内線到着ロビーの間に位置します。
UNI AIRと書いてあるチェックインカウンターで送られてきたバウチャーを提示して、チケットを受け取り制限エリア内へ。
チェックインはフライト出発時刻の60〜30分前までに済ましてください。
荷物は10kgまで受託荷物を無料で預ける事ができます。
ここで少しだけ注意点。
松山空港の国内線制限エリアは自動販売機と小さな売店しかなく、その上冬でも冷房が効きすぎて少し寒いです。
あまり早めに制限エリア内に行ってもやる事がないので、早めのチェックインの場合松山空港内を探索するのがオススメです。
探索するにあたってボーディングタイムをお忘れなく。
花蓮空港へ
花蓮まではプロペラ機で向かいます。
フライト時間はおよそ1時間と短距離ですが、その間ジュースの機内サービスもありました。
花蓮空港到着後は、バスやタクシーで目的地へ向かってください。
日帰りの場合は大きな荷物は空港にロッカーがあったので預ける事も可能。
市内まではタクシーでおよそ15分程度、250元前後で行く事ができます。
一言メモ
花蓮は大理石の産地として有名な街で空港内は大理石で出来ていてとても豪華。
個人的なフォトジェニックスポットで、一見の価値があります!
台鐵(台鉄)
台鉄(台湾鉄道)で行く場合は公式サイトで事前予約が必要です。
最近日本語対応し、非常にスムーズに予約ができるようになりました。
ただ台北→花蓮はとても人気の路線。
行く日程が決まったらすぐに予約するのがオススメです。
予約方法は予約についてのページで手順を詳細に説明しています。
時間と金額
所用時間と金額は以下の通りです
太魯閣号・普悠瑪号 約2時間10分[NT$440] 自強号 約2時間30分[NT$440] 莒光号 約4時間[NT$340]
バスと台鉄
最後は高速バスと台鉄を乗り継いで行く方法。
最も安いのですが、慣れない地での乗り換えはちょっとしたストレス。
飛行機や台鉄が売り切れていた時の移動手段としてオススメします。
台北から羅東へ
まず最初は台北からバスで羅東という駅へ行き、台鉄に乗り換え花蓮へ向かいます。
台北から羅東4つのバス会社が運行しています。
- 葛瑪蘭客運 台北駅
- 國光客運 圓山駅
- 首都客運 市政府駅
- 大都會客運 新店駅
葛瑪蘭客運
滞在先に近いバス停から乗車しても良いですが、最も分かりやすいのは台北駅から出発する葛瑪蘭客運。
台北站の側に位置する台北轉運站(バスターミナル)から乗車できます。
住所:台北市大同區市民大道一段209號

台北の地下街から台北轉運站への案内通りに進むか、京站時尚廣場(Q square)1階の奥に行くとチケットカウンターがあります。
ここでは葛瑪蘭客運の他にも國光客運やU busなどが運行している大きなバスターミナルなので分かりやすいです。
1階のチケット売り場で羅東行きを購入してください。
葛瑪蘭客運のカウンターは21-24番です。
全票(片道) NT$143
來回票(往復) NT$257
半票票(120cm以下) NT$72
他に、バスと花蓮行きの電車(各駅停車)の乗車券がセットになった連絡割引切符も購入でき、これが最もお得なチケットです。
聯運優惠 NT$222
ですがこのセットのチケットで乗車できる列車は各駅停車のみ。
各駅停車は列車本数も少ないので、早く花蓮に行きたい時は羅東站の窓口で空席があれば太魯閣、普悠瑪、自強号などの特急電車へ差額分を支払い変更してもらってください。
差額分は100元前後ですが別々にチケットを購入するよりお得です。
台鉄乗車時は元々の切符と2枚必要になるので、バス乗車時の切符も無くさないように気をつけて下さい。
時刻表はこのページの1番右の赤い「往羅東轉運站」で確認できます。
時間を指定しない限り1番早い時間の空いている切符を渡されるので、指定がある場合は先に紙に書いて見せた方が良いでしょう。
時刻表を確認する
台北から羅東行きのバス乗り場はバスターミナル4階の413番付近。
乗り場の番号はチケットに書いてあるので確認してください。
乗り場の電光掲示板には大きく「羅東」と書いてあります。

By: Ckbubutp
帰り道の羅東から台北へ戻る際も同じようにチケットカウンターで切符を購入します。
時刻表はこちらの真ん中の水色「往臺北轉運站」で確認できます。
時刻表を確認する
台北から羅東の路線は赤色の1917線。
降りる駅は終点の「羅東轉運站(バスターミナル)」です。
羅東から花蓮へ
羅東轉運站に到着したら目の前の台鐵の羅東站へ行き、チケット窓口で花蓮站への切符を購入します。
太魯閣、普悠瑪号 約50分 [NT$ 203] 自強号 1時間 [NT$ 203] 莒光号 1時間30分 [NT$ 156] 復興 1時間30分 [NT$ 130]
事前予約や時刻表の確認は以下のページから可能です。
だた高速バスは渋滞する事も多く時間が読めないので、事前予約はあまりオススメできません。
台湾鉄道
台湾鉄道の予約乗車方法は別ページのこちらで詳しく解説しています。
台鐵(台鉄)で台北から花蓮へ行こう!画像つきで詳しく解説
最後に
いかがだったでしょうか?以上が台北から花蓮へ行く3つの手段でした!
もし分からない事があればコメント欄でご質問頂ければ、分かる範囲で返答します。
花蓮は太魯閣渓谷や原住民文化を知れる阿美文化村や東大門夜市など台湾の魅力がぎゅっとつまっています。
ぜひ台湾の東側の花蓮へ訪れて、まだ見た事ない美しい台湾を体験してくださいね。